HRテックの活用法

従業員の情報を一元管理して経営の意思決定や現場における日々のマネジメントで使える情報を分かりやすくスピーディーに提供することができれば、データに基づいた組織・人材マネジメントを実現することが可能になる。人事システムを短期間で切り替えることは難しいため導入には慎重な検討が必要になる。

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 企業人事にテクノロジーを活用するHRテックのサービス開発に力を入れる会社が増えている。

 人材採用では、履歴書などの情報を自動的にデータベース化するサービスが入力の手間を削減する。AIで適性診断を行う企業もでてきた。ウェブ面接システムは場所や時間の制約を受けない面接を可能にする。

 労務管理では、社員情報登録、社会保険手続き、勤怠・労働時間管理などの業務プロセスが簡素化され、改善も容易になっている。人事担当者だけでなく現場マネジャーが仕事の改善を即座に指示できるなど、生産性向上に役立つ。また、売上情報や経費精算との連携によって、社員やチームのパフォーマンスを把握し、労務管理情報が経営情報として活用できるようになっている。

 タレントマネジメントでは、人事評価、経験・スキルなどの社員情報から適正な配置・登用・育成のための情報を一元管理できる。様々なヒューマンリソースを把握して能力を活かし高めていくことが企業成長には必須だ。さらに将来の要員や人件費のシミュレーション機能が人事のKPIマネジメントを支援する。

 社員教育ではスマートフォンやタブレットで手軽に学習機会をつくれるようになっている。教育プランの構築や研修管理機能を持つプラットフォームを活用すれば効果的な教育や人事業務の負担減につながる。

 HRテックで組織診断が手軽に実施できるようになり、働きやすい環境づくりや定着施策に活かす企業が増えている。上司やメンバーとのコミュニケーションツールも使い勝手が向上し、目標の進捗管理やチーム状況の把握などに利用されている。
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