人事システムの活用法

従業員の情報を一元管理して経営の意思決定や現場における日々のマネジメントで使える情報を分かりやすくスピーディーに提供することができれば、データに基づいた組織・人材マネジメントを実現することが可能になる。人事システムを短期間で切り替えることは難しいため導入には慎重な検討が必要になる。

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 企業規模が拡大して事業領域が広がるに伴って、従業員の人事管理は難しくなる。グループ経営やグローバルな事業活動が当たり前になる中で、グループ会社間の異動や海外現地採用の社員も増加している。

 こうした企業では従業員の情報を一元管理して経営の意思決定や現場における日々のマネジメントで使える情報を分かりやすくスピーディーに提供することができれば、適材適所の人材配置や計画的な採用や後継者育成、将来的な人件費のシミュレーションなど、データに基づいた組織・人材マネジメントを実現することが可能になる。

 「タレントマネジメント」という言葉が2010年頃から日本でも聞かれるようになり、グローバル企業を顧客とする欧米系の人事システム会社が日本企業への販売にも力を入れるようになった。

 一方、日本の人事システム会社はグローバル人事を支援すると同時に、日本独自の人事管理に合わせて少子高齢化や雇用延長など国内の雇用課題にも対応できる強みを磨いて顧客との関係強化を図っている。

 長年にわたって安定したサービスを提供して企業と継続的な関係を続けているシステム会社には安心感がある。

 また最近は効率的なシステム開発・運用を可能とする技術の進歩によって、使いやすい機能をリーズナブルな料金体系で提案するシステム会社も登場し、導入企業も増えている。

 人事システムを短期間で切り替えることは難しいため導入には慎重な検討が必要になる。さらに個人情報をはじめとする情報管理の信頼性の高さもシステムを選択する上で欠かせない要素だ。
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