リテインド・サーチ(ヘッドハンティング)の活用法

求人内容が経営戦略に直接かかわるだけに、守秘義務をはじめ競合他社との契約禁止などの倫理規定がある。400~800万円程度のミニマム・フィー(最低料金)がある。成功報酬としていないのは、経営課題の分析、集中的なリサーチ、候補者との面談や評価などのコンサルティングのプロセスが必要なため。

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 いわゆるヘッドハンティングといわれる形態で、経営者、経営幹部、高度な技術者や専門家などの獲得に活用される。求人内容が経営戦略に直接かかわるだけに、守秘義務をはじめ競合他社との契約禁止などの倫理規定がある。

 一つのサーチ会社と独占的なコンサルティング契約を結ぶため、サーチ会社には適切な候補者を必ず紹介しなければならないというコミットメントが発生する。

 求人を依頼した場合は、まずコンサルタントは採用責任者と求人の背景、職務要件、経験・スキル、会社業績への貢献、人物像など詳細な打ち合わせを行う。人物要件に基づいてコンサルタントとリサーチャーが情報を収集し、候補者リスト(ロングリスト)を作成し提出する。

 採用責任者がリストから候補者を絞り込んで、コンサルタントはさらに人材のスペックを精査した候補者リスト(ショートリスト)を提示し、採用責任者がリストから接触すべき人材を決定する。

 候補者にはまずコンサルタントが接触して仕事内容やキャリアプランなどを説明し、企業との面談を説得する。企業側との面談を経て双方が納得すれば入社となる。

 通常、候補者は転職希望者ではなく他社で活躍している人物であり、事業上の競合である場合も多い。一般的に求人を依頼してから入社までの期間は6カ月程度。フィーは採用者の年収の35%前後で、サーチの進捗過程で3回に分けて支払う。

 400~800万円程度のミニマム・フィー(最低料金)がある。成功報酬としていないのは、経営課題の分析、集中的なリサーチ、候補者との面談や評価などのコンサルティングのプロセスが必要なため。
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